有限会社 辻野建築工房 一級建築士事務所  
TOP 古民家再生事例 一般施工事例 ご相談事例 地域活動報告 リンク 会社概要 お問い合わせ
TOP>ご相談事例
ご相談事例
  辻野建築工房では古民家の再生、設計、デザインなどのご質問、ご相談を承っております。
お気軽にお問い合わせください

古民家の再生,設計などの相談・お問い合わせ
Q&A
12
Q 4軒長屋が火災で焼失、建て替えの相談.。
   
失火により、相談者を含む3軒が焼失し、1軒が残りました。 (長屋ですが、土地と建物はそれぞれの方の所有です。) 相談者には約3.7m×15.0m(55.5u)の土地が残りました。 この土地に家を建て替えるのですが、相談者には不満があります。
まず、焼失をまぬがれた1軒は修繕をして以前の広さの家が残りますが、 残りの3軒については以前と同じ広さの家を建てられないこと、又、「隣家から50cm空けないといけない」と言われ、「両隣から50cmづつ空けると間口が2.7mになって細長い家しか建てられない」という事です。
はじめの相談の以前と同じ広さの家を建てられないという件は、建築基準法では用途地域により建ぺい率、容積率が定められています。この地域では建ペイ率60%でした。
 よって、建ぺい率が60%の地域では55.5uに対して33.3uの建物しか建てられません。 (建築基準法で建ぺい率が制定されたのは昭和45年6月20日ですので、それ以降に建築された建物について適用されています。) 又、「隣家から50cm空けないといけない」という件は、民法234条に記載されている寸法であって、建築基準法で規制されている寸法ではありません。 ですから、工事施工の上で可能であれば隣家ギリギリ建てることもできます。 (ただし、隣家への説明は必要です。) ただ、50cm空いていれば、そこに雨水、汚水、雑排水管を埋設することができます。
 隣家ギリギリに建てれば、各排水管は建物の内側に埋設することになり、将来トラブルが発生した場合には床下を掘り返さないと工事をすることが出来なくなってしまいます。 床面積の算定は、柱、梁、床(天井)で囲われた部分の面積を表わすので、床(天井)が無ければ床面積の算定部分に含まれません。 今回のように、以前と同じくらいの広さの家を建てたいと思う場合には、この事を考慮に入れ、壁に囲われたデッキやバルコニーなどを設け室内と一体となるような平面プランを考えれば、少しでも広く感じる家が計画されるのではないでしょうか。 又、天井裏や床下に物置等を設ける場合には、高さが1.4m以下でその部分のある階の床面積の1/2未満であれば床面積に算入されませんし、階にも算入されません。
《狭い敷地でもアイデア次第で広く使えます。》
Q 分譲マンションを購入する契約を交わしたのだが今から契約を 解除する事ができるのでしょうか?
   
この相談は、弁護士さんと私が同席していた時の相談内容です。 分譲マンションのモデルルームを見学、気に入ったので、現在の賃貸マンションの家賃より少し高いローン返済で済む3LDKを購入する契約を結んだが、担当者から「だめもとで4LDKのローン査定を受けませんか」と進められ、受けたところ通ってしまった。又、担当者から「今なら、オプション工事も無料で行ないます」と言われ、モデルルームと同じ4LDKに契約を結び直しました。
しかし時間がたちよく考えると、現在の家賃の2倍のローン返済、子供が大きくなると返済に支障が出るのでは、と不安になり、「3LDKに再度契約変更するか手付流しで契約解除したい。」ただ、業者からは「オプション工事が進んでいるので標準仕様に戻すのに60万円別に負担していただきます。」と言われているという事です。 <この相談内容では業者には何の落ち度もありません。> 弁護士さんからは「まず、オプション工事がどの程度進んでいて標準仕様に戻すのに60万円かかるのか現場を見せてもらい写真を撮り証拠を残すこと」それと、3LDKに再度契約変更出来るように担当者では無く責任の取れる上司と交渉するようにと指導されて相談は終わりました。 私が見ていて相談者の奥さんは緊張していて弁護士さんの話を半分位しか理解できていないと思い翌日、役所の担当者に「私から連絡をして再度説明してあげたい」と了解を得て、御主人とニ人事務所へ来ていただき、知人の行政書士の先生に再度説明をしてもらいました。 行政書士さんからは「弁護士さんの指導は適切ですが、業者に落ち度が無いので、ここは3LDKに再度契約変更出来るように泣き落としでも何でもして頼み込んで下さい」との事、 その後、モデルルームへ行かれ担当者とその上司と交渉されました。 一週間後、相談者から「3LDKに再度契約変更できそうです」と明るい声で連絡をいただきました。
<今回はたまたま上手くいったにすぎません>
《モデルルームやモデルハウスは間取りも広く、購買意欲を駆り立てるような内装、オプション品で飾られています。 惑わされず冷静に判断出来るようにしましょう。》
次のページへ 
TOP古民家再生事例一般施工事例ご相談事例地域活動報告リンク会社概要お問い合わせ
(C)tsujino kenchiku koubo., All Rights Reserved.