有限会社 辻野建築工房 一級建築士事務所  
TOP 古民家再生事例 一般施工事例 ご相談事例 地域活動報告 リンク 会社概要 お問い合わせ
TOP>ご相談事例
ご相談事例
  辻野建築工房では古民家の再生、設計、デザインなどのご質問、ご相談を承っております。
お気軽にお問い合わせください

古民家の再生,設計などの相談・お問い合わせ
Q&A
12
Q 売り立て住宅を購入して現在建設中なのですが、どのような点に注意したらいいのでしょう。
   
10年ほど前までは、不動産業者から購入される場合には、建て売り住宅(建築された家)が主流でしたが、現在では、売り建て住宅(契約後に家を建築)が主流となっています。 又、消費者保護法に基づく住宅性能保証(いわゆる10年保証)も定着してきています。 まず最初に注意する点はこの住宅性能保証、これには2種類あります。 ◎ 業者独自で基礎、防水、屋根工事について保証するもの ◎ 業者が第3者機関へ登録しその機関での検査を受け保証するもの 第3者機関で住宅性能保証を受ければ、基礎配筋時と軸組建方時の2回検査があります。 住宅を建設するには、建築確認申請書を特定行政庁(市役所等)や民間の審査機関へ提出して許可を受け工事着工、中間検査、完了検査を受け完成引渡しとなります。 確認済証、中間検査合格証、完了検査済証を必ず受けとって下さい。 業者によっては完了検査を受けない場合があります、今のところ完了検査を受けなくても罰則規定がないのと建物保存登記と関係がない為です。 中間検査では、軸組、筋カイ配置、支持金物等の検査 完了検査では、シックハウス対策による内装、換気設備等の検査 を行ないますので、以前のような手抜き工事は無くなってきています。 工事中注意する点というよりも、気をつける点としては、出来るだけ工事現場へ行き、大工さんや各業種の職人さん達とのコミュニケーションを大切にして仲良くなることだと思います。 仲良くなれば職人さん達のこと、『よっしゃ〜、ええ家建てたろ〜』という気なるはずです。 以前、現場監督をしている知人が施主の奥さんと話をしていたら、小学校の時に同じクラスだったことが判り、『世間て狭いなあ〜、ええ家作るよう頑張ってんねん』と言っていました。
  《 良い家は職人さん達との良い人間関係で造られます。》
Q  昨年、私の知人宅であった、悪徳業者による訪問販売の話です。
   

 久しぶりに知人宅へ伺った時です、1階の和室の畳をめくり、床下の除湿対策の工事をしていました。 奥さんから、「家が大変な事になっているんです、外壁のサイディングから漏れた雨水が床下に廻って土台が腐ってきているんです」との事、すぐに床下にもぐり現状を確認したところ、問題になる様な状態ではありません。  詳しく訪ねると、一週間ほど前に業者が近所を廻っていて、「屋根瓦がずれているので直したほうがいいですよ」と言われ、修理をしてもらった。すると、「天井裏も見ておきます」と言われ、見てもらった。後日、写真を持ってきて「梁の補強と断熱工事が必要です」と言われ、屋根裏の工事をしてもらった。屋根裏工事中に「外壁のサイディングから漏った雨が柱をつたって床下の土台が腐ってきている」 と言われ、今、床下の工事をしてもらっているとの事でした。 まさに絵に描いたように悪徳業者の手口にはまっていました。 天井裏工事の写真を見せてもらうと、必要のない所への金物の補強、必要のない所への断熱材の取り付けと換気扇の取り付け、あきれてしまいました。 契約書の確認もしましたが、全て一式工事で明細書もありません。 天井裏工事と床下工事は別々の契約となっていましたが、天井裏工事は工事が完了していて、工事代金も支払っていました。 床下工事はクーリングオフの期日まであと2日という状況でした。  早速、工事の中止を業者へ連絡してもらい、クーリングオフの手続きです。 知り合いの行政書士さんにお願いして『内容証明』を送ってもらいクーリングオフが成立、工事契約が解除されました。 天井裏工事代金約95万円、床下工事代金190万円、べらぼうな金額です。 床下工事はクーリングオフが成立したので費用は発生しなかったのですが、天井裏工事の無効を求めて民事調停を行いました。 工事業者の所在を管轄する簡易裁判所で調停を行いました。 当方、業者のそれぞれに調停員が話を聞き、折り合いの付くところで合意しました。 皆さん、本当に悪徳業者による訪問販売には気を付けて下さい。 作業服を着た業者が訪ねてきたら、〈話を聞かない〉〈家に入れない〉ように心掛けてください。 今回のケースは建築士の私と、行政書士さんとの連携プレーで被害を最小限に食い止める事ができました。
  《 訪問販売には気を付けましょう。》
TOP古民家再生事例一般施工事例ご相談事例地域活動報告リンク会社概要お問い合わせ
(C)tsujino kenchiku koubo., All Rights Reserved.